San Rafaelにある、盲導犬の訓練施設の見学に、海と一緒に行ってきました。
小学2年生の子どもたちが社会科見学に訪れていましたので、そのうちの一つのグループに混ざる形でツアーに参加。
まず驚いたのが、施設・敷地の規模の大きさ!
デカイ! 広い!
トレーニングエリアなどはもちろん、中には、専用の病院まであって、X線の機械とか、手術室とか、とにかく、すごい!!
これを全て寄付金で賄っているってのが、またすごい!!!
ちなみに、盲導犬が必要な方は、トレーニング期間なども含めて、1セントもお金を支払う必要は無いとのこと。 改めて、“寄付金大国アメリカ”を実感しました。
そして、ツアーを続けるうちに驚いたのが、盲導犬がやらなければならない事の多いこと!
ツアーを受ける前は、『盲導犬って、目が見えない人を引っ張るだけじゃないの?』と、漠然と思っていたのですが、立派な盲導犬として活躍するためには、すごく細かいことを たくさんやらないといけない。 この施設では、盲導犬として卒業するために、全部で10ステージ、6度の試験を設定してあるそうですし、また、盲導犬の訓練士になる為には、3年間の勉強が必要だそうです。 (すごい! 人間の保育士だったら、短大で済むので、2年しか勉強しなくていいのに…)
ちょっとした段差や路面の角度が変わるときには、毎回止まってパートナーにサインを送らないといけないし、狭い場所に入って行って、落ちたものを拾って、そのまま後退りしながら戻ってくるとか、写真(左)のように、右と左と両方とも犬の高さにしたら、問題なく通れるんだけど、パートナーの高さに問題がある場合とか…
さらに、すごいなぁと思ったのが、パートナーが『行け!』って言ってるのに、危険を察知して、“パートナーの指示に反して、動かない” とか…。
そんな事を考えていた時に、たまたま、そこを通りかかった盲導犬とそのパートナーの方。 その方は、全盲なのに、おふたりとも、かなりのスピードで歩いて行かれる姿を見て、『あぁ! あのパートナーの方は、あの盲導犬に全幅の信頼を置いているんだなぁ!』と感じました。
父の方が夢中になってしまい、海 には長時間のツアーは“我慢・忍耐”の訓練となってしまいましたが、同行していた小学生たちが、先生からたくさんの注意を受けていたのを考えると、最後まで、ツアーを終えることが出来たのは、上出来だと思いました。 海は、帰りの車の中で、犬の絵を描こうとしていましたが、思ったようには描けず、悔しがっていました。 それと、やっぱり、まだ “犬のへそがどこにあるのか?”疑問だそうです。
赤ちゃん犬のトレーニングエリアは、まるで、プリスクールのようでした。 芝生は、全て本物でした。
なんとなく気になった… 【お風呂に入ったあと、乾かされる犬】
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